夢藤哲彦の 日々の活動 から、驚いたこと、発見したことを 書いて いきます。
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You Tube に演奏動画を投稿しました
作曲者中田喜直によるピアノソロ編曲  雪の降るまちを  夏の思い出
手の使い方…私の場合(4)
各指上下の修業 2020年4月25日(土)


中学生になり、脱力だけ、柔らかい手だけ では、充分に弾けない。
そこで、新しい先生の指導を 受けることになりました。
目標は、「指の上下」と「指のすわりをよくする」こと
その後 数十年、「指の上下」で 経験から 感じていることは

1)「指だけ安定」は 難しい  歳月かけて チャレンジ!
 姿勢は 保持(頭立てて 背中伸ばす)
 関節は リラックス(肩 ひじ 手首 指の付け根)
 腕・手は リラックスでも、指だけ 安定!
 鍵盤にフィットする(ぐらつかない・へこまない)
 (写真は 名ピアニスト リパッティの手。ちょっとうらやましい…)
 (イラストは レヴィーンの本 18頁にある 「旧式のタッチ」。
  指曲げすぎで、私には 無理)

2)「ツブをそろえる」には
 ・タイミングを整える(聴く&予想)
 ・各指の入り方を同じにする(指の曲げ方、スピード)

3)指練習も 少し&ふだん
 練習曲のほかに 「指の性能を上げる指練習」も 必要。
 初級者には ハノン前半でも、
 それ以後は 「保持音のある5指練習」&その他
手の使い方…私の場合(3)
手を棒のように固めたら 2020年4月21日(火)


・手首を上下に ぶらんぶらんと 振って! そういう手首で 弾きなさい
・鍵盤下げたら、瞬間脱力!
・腕から指先にかけて 美しいアーチを 作る! 腕から爪が直線!
・たたくな! 固い音色厳禁!


ピアノを始めて数年間、うるさく言われたのは この4点。
脱力&構え ですね。 おかげで「緊張ゼロのリラックス状態」
骨身に沁みました。(ただし、指先の安定感は悪かったです)
子供時代の誰もが やりそうですが、大きな音を出そうとして
手を固めて、鍵盤をたたいたら…即座に 雷が飛んできました!
こんなわけで、体を緊張させるとか、手を棒のように固めて弾く
ことに、本能的な嫌悪を 感じます。

20年後、知らない先生のピアノ発表会をのぞいてみたら、
全員が 腕を 鉄パイプのように固めて 弾いていました。
「ダ・ダ・ダ」と 悪いやり方で ハノンを弾いている みたい。
私の頭の中では、???が いっぱい!
「重音の音階が弾けるの?」「バッハは?」
「中級の曲に ニュアンスをつけて弾けるの?」
「ピアノを弾く イコール 固めた腕を振り下げる」だったら
右手(左手)だけで 2種類の音形を弾く なんて 無理!


ピアノ演奏テクニックで 目指すのは?
「音色が美しい」「動作が機敏」「表情が豊か」。
「姿勢の保持」と「肩〜手のリラックス」が 鍵。

「リラックスして しかも 指先が定まっている」のは 難しいですが)
手の使い方…私の場合(2)
指曲げて弾く?伸ばして弾く? 2020年4月16日(木)


指を曲げて弾いても、伸ばし気味で弾いても、
長所短所の両方が あると思っています。

指を曲げて弾く (指先垂直で 打ち込む)
長所 細かく 速く 力強く 弾ける。 疲れにくい
短所 単色 強弱わずか。 歌わせる音色に向かない。

指を伸ばし気味で弾く (指先45度の角度で 押さえる)
長所 歌わせる音色、多彩な音色が出せる。
短所 力強くに 向かない。 疲れやすい。


ピアノの先生を たくさん教えてきて 出会ったのは、
「曲げて打ち込む人」か「手を置く人」の どちらか。
でも、これだけ長所短所が あるのなら、
基本の「曲げて弾く」に加えて、「伸ばし気味で押さえる」も
混ぜて使ったら 良いのじゃないかなぁ。

車にたとえると…ガソリンと電気の 両方使う 「ハイブリッド」ですね。
(イラストは、ジョセフ・レヴィーン「ピアノ奏法の基礎」。 学生時代に
 手ごたえを感じなかった本。 でも、今読むと 見方が 違うかも)
ツッコミどころは あるけれど 浮世の憂い 忘れられました
人生をより美しく シーモア・バーンスタイン2020年4月7日(火)

「人生をより美しく」(Amazon)
ピアノと音楽を慈しんでいる 老アメリカ人ピアノ教師
シーモア・バーンスタインの対談本。
的を射たコメントが あれこれあって、穏やか。
ただ、ピアノ曲の説明で、意味を取り違える日本語が 数か所。
ピアノを弾く日本人が チェックすれば 良かったと思います。

我が道を往く最近、アマゾンプライムで見た映画が 2本
「我が道を往く」は、甘い歌声のビング・クロスビーが
超金欠の教会を 立て直す 白黒映画。
「きよしこの夜」「アイルランドの子守歌」などの
音楽場面がじんわりと 心に残る、後味のよい映画でした。

あと、去年のヒット映画「翔んで埼玉」も 観ました。
いっぱい笑いました。  私 埼玉には詳しくないのですが、、、
手の使い方…自分の場合(1)
ワルツのタランタラン…俊敏に 2020年3月25日(水)


ショパンのワルツ1番や4番に出てくるタランタランの音形、
弾きにくくて 手こずります。
(メフィストワルツにも、ツェルニー練習曲にも 出てきます)

解決法を考えてみると
1)「鍵盤の近くで」弾く (手を 大げさに上げたら ダメ!!)
2)音符のすき間で 「瞬間・横移動」
3)指の上下 まず2種類 (「深く強く」と「鋭く弱く」)

練習法は
 

たとえるなら 「原稿用紙に 超高速で 字を書いていくような」動き。
必要なのは、背中伸ばして、肩ひじリラックス。
俊敏、精密、手の重さのコントロールって、
腕と手を 棒のように固めたら 無理だと、私は 思っています。
カメラを止めるな  2020年3月16日(月)

映画やドラマの撮影では 「カメラの場所を 動かす!」だそうです。
カメラを 近づけたり 遠ざけたり 斜めに動かして、変化を作る!
そうやって お客さんを つかむんですね。
カメラ動かし効果を知っていると、楽しみ方が 広がります。
カメラ固定で 部屋を動かすトリック も ありますが…You Tube)

ピアノ演奏でも 「音の味を常に変化」させて欲しいです。
(レッスンでは「粒をそろえて」が 最初の目標なのですが)

音を変える方法は 2つ、
1)指上下で「強弱」変える(強弱の幅は 少なめ)
2)手や腕で「音色」変える(動作を変える)


表情の変え方は 3つ
3)強弱・音色変化を「組み合わせる」
4)「キャラクター」を つける
5)「緩急の変化」を つける

  緩急は調味料。使い方に慣れるまで 料理経験を積む。

You Tubeで、自分の理想というか、極端な見本を 探してみました。
強弱・音色・緩急を 手を変え品を変え
 ルービンシュタイン モスクワコンサート(1時間4分〜)
 ショパン:ワルツ イ短調 作品34の2
シェーンベルク方式  2020年3月7日(土)

シェーンベルク 作曲の基礎技法中学生の頃、ソルフェージュのレッスンで、
フレーズの作られ方を 少しだけ習いました。
シェーンベルクの本 「作曲の基礎技法」を 使って
数音の音群から、最初の2小節が作られ、4小節が作られ…
(無調音楽作曲家シェーンベルクの得意技でもあります)
「ベートーヴェン初期のピアノソナタ、この小節の模範例を見よ」
みたいに書いてある オーソドックスな本でした。
(楽譜をあちこち開いて 読みこなすのに、10年かかりました。
 すべての人に おすすめする本では ないです)

「ベートーヴェンは、配置して作曲。ビビビビーンと ひらめいたまま
 書きなぐってるんじゃないのか」と 中学生なりに驚きました。

あれからウン十年… いろんなピアノソロ曲を弾いた実感から
大作曲家の「得意な作曲パターン」を 考えてみました。


ベートーヴェン 配置型
ショパン     メロディー型
シューマン   音形型 または 放物線フレーズ型
ブラームス   フレーズ空中展開型
ドビュッシー   響きのグルメ
モーツァルト   うたごころ型
バッハは、編み物型?
 勤勉、博識、生命力、さすが大物型…
バッハを、ひとことで表せず。 修行が 足りないかも
イミテーション「だけ」だと 価値が低い 2020年2月29日(土)

コンクールで 時々聴くのは、CDや You Tubeを まねた演奏。
たとえば、
1)うわべのタイミングだけ まねて、音変化全然なし
 「指上下で強弱、手や腕を使った音変化」に
  手を付けてほしい
…子供さんのできる範囲で

2)「変な部分をまねた」奇妙な演奏
 曲のスタイル、曲のキャラクター、バランス感覚が大切。
 (昔 ラーメン屋で 麻婆豆腐を頼んだら、
 見た目だけ似せた「麻婆パロディー」が 出てきました。
 味は、なんと トマト・ケチャップ味! 驚いたのを思い出します)

もちろん、まねるのは、重要で必要! 学習は、まねることから 始まります。
1)合わせる音楽(連弾、協奏曲、伴奏)では、
  音源やリハーサル録音に 合わせて自宅練習…超おすすめ


良い見本を見つけるのが手間だけど…
2)外国語の語調(強弱デコボコ&次の1拍めに進む)
ピアニストが語る 作曲家の意図はすべて楽譜に!3)オーケストラの厚み、薄み、色彩感
4)歌わせる感覚、舞曲のリズム、曲の「マ」


「ピアノ用に翻訳」「自分なりに消化」も お忘れなく!
 ホロヴィッツは、レコードで 歌手が歌ったフレーズを聴いて、
 すぐに ピアノに向かって 同じように弾いて、
 ピアノ作品の中で どのように再現するか 考えていました。
 何千回も試みて、微妙なタッチによる音色変化を体得し、
 何千回もフレーズを解体、組み立て直していました…

ピアニストが語る 作曲家の意図はすべて楽譜に Amazon 389頁)
拍のウラ くっつけないと よいのだが
 2020年2月22日(土)


スペイン風の曲や ポロネーズを ピアノの先生に 教えていて、
気がつきました。 拍のウラが 直線的すぎ、くっつきすぎ!
Scarlatti K380
1)スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K380
 1拍めウラに「空白」入れてほしい
 手を一瞬だけ上げる「遊び」が ほしい


2)7歳のショパンが作ったポロネーズ ト短調の中間部
 拍のウラは「次の拍のアウフタクト扱い」
(軍隊ポロネーズ中間部や ポロネーズ1番主部が
 ポロネーズのリズムを取る練習の よいサンプル)

「1拍めウラを むやみにつめる」「拍子は オモテから 取る」
1種類しか ないのが、日本人の性分かも。
1拍目と残りの和音を「分けた」極端な例ですが、
シューマンの歌曲「ヒダルゴ(スペインの伊達男)」
Peschko伴奏  Rupp伴奏(You Tube)

これらの方法に慣れたら、いろんな作曲家のポロネーズ、
ショパン:ボレロ、シューマン:蝶々の終曲などで 役立ちます。
30年前、 バッハ:ポロネーズの フルート伴奏で
マが取れなくて 詰め詰めでした。 昔の自分にも 反省です。
フィーリングと feeling 2020年2月14日(金)
アメリカの古いピアノ曲、クラシック風の均等にするか
スイングのにするか、迷いますね。
ガーシュウィンは、どう弾けば いいんでしょう?

S'wonderful & Funny Face(You Tube 2分43秒)
ガーシュウィンが ピアノを弾いている録音を聴いて
英語発音の弱」で 大丈夫 と 予想してました。
 (日本語の語感だと 「岡山」のように 念入りに均等
  英語発音だと 「feeling」のように 必ず強弱あり)

ところが… ウォークマンで 「倍遅く」聴いたところ
ガーシュウィンは、リズムを4種類 鮮やかに 弾き分け!

この演奏、崩れているようで 拍子に乗っているのが奇跡だし、
歌の中の「合いの手」だけ スイングリズムにさせたり、
ラストの曲で 目一杯弾ませたりと、まばゆいばかりの名人芸。
現場たたき上げの 超天才は 違うなぁ…
こうして下さい(肯定形で話す) 2020年2月7日(金)

とても若かった頃、アマチュア・オーケストラの練習に出かけました。
指揮者を志す音大生が指揮してましたが…
悪い点を ひたすら指摘しているだけで、リハーサル終了。
「音出さず、上達なし…こんな指揮者に よく我慢できるなぁ」
強烈な思い出です。

ピアノレッスンでも、生徒さんを 否定すると、折り合いが悪くなります。
たとえば「生徒の悪い点を 誇張して まねる」
「否定形で攻撃する 話し方」
ですね。
なので、「こうして下さい」を なるべく多く話したい と 思っています。
フルトヴェングラー 音楽ノート 白水社
優秀な生徒に 否定形を一切使わず レッスンしてみました。
でも、この素晴らしい実験は、ものの2分で失敗!
レッスンというのは、否定形の話し方も 必要なんですね。

偉大な指揮者フルトヴェングラーは、オーケストラを前にして
「話す時は相手の顔を見る」「落ち着いて話す」
「要求のすべてを完全に貫く」「できるだけ簡潔に語る」
「常に澄み切った視線」「なるべく笑わない」
「常に積極的、決して腹を立てない」「個人的なことで譲歩しない」

中堅指揮者の頃 1930年に書いたメモが 残っています。
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