夢藤哲彦の日々の活動から 驚いたこと発見したことを書いていきます
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ピアノ独奏のための「赤とんぼ」2016年9月22日(木)

友人A子)「赤とんぼ」を演奏会用ピアノ曲に
編曲してみたの。
弾いてみるね。
お嬢様)う〜ん マンダム!じゃなくて う〜ん これだけ?
もっと長く、もっと充実させないと。
友人A子)「赤とんぼ」メロディーは 手を加えにくい。
どうしたら、いいんだろ?

お嬢様)今は歌2番までだから 3番まで増やしなよ。
メロディー音域 変える、とか…
あと 派手な間奏で じゃんじゃん盛り上げちゃう!
リストの「愛の夢 第3番」みたいに。
友人A子)前奏も増やしてみようかな。
歌の一部分使って…

お嬢様)主役の「赤とんぼ」だけ だと 限りが あるから、
脇役登場させて…脇役で内容ふくらますのよ!
友人A子)青春映画なら 自転車貸してくれる
クラスメートとか脇役で出てくるし〜
お嬢様)若大将の映画には 青大将出てくるし〜
友人A子)アンタはね 言ってることが 古すぎよ。
お嬢様)アンタだってぇ…言ってることが五・七・五。
メロディー 歌わせて弾くには 2016年9月15日(木)

1)動作(タッチ)・音色・強弱…1音ずつ決める
○□●で 書いてみる(ショパン 子犬のワルツ)

2)圧をかけて のせる・押さえる・突く…
手の重さ かける・手の重さ かけないで指だけ…
「同じスピードで打ち込む」以外の方法 混ぜる

3)ハ長調(ハ短調)に移調・歌ってみる
第○音だから高め明るく…この音エモーションあり…

4)装飾取り除いて→装飾を楽譜通りで

5)小節線「またぐ」(フォーレ 言葉のないロマンス3)

6)3連符をメロディーに組み込む…3連符第1音 途中の音
(ショパン ワルツ作品69の1)

7)良いサンプル見つける・聴く・一緒に弾く
外国語の歌、ピアノ名人の歌わせ方(コルトー、ホロヴィッツ…)
ズン・タッ・ター の 呪縛 2016年9月6日(火)

すべての日本人は クラシック音楽の3連符を正しく弾いていない
なぜ、日本に3連符が存在しないのか?

1980年 フランスから来日した ピュイグ=ロジェ先生が
親しい日本人に話していたそうです。

ずいぶんな 言われ方ですね。でも その通り!
日本人は 3拍子に すり替えてます。
日本語を話す感覚の ため、メロディーに3連符あれば…
無意識のうちに「ズン・タッ・ター 3拍子」!

例えば ラヴェル「オンディーヌ」3頁め
指の都合で、2拍子うまく取れない部分…
2拍長さに メロディー3音! 3音あっても 拍子は2拍!


あれから30年…私も 3連符で発見!
ショパン ピアノ曲のメロディーに出てくると
生徒全員「3連符を と数えて」弾くんです。
(ショパン バラード1番なら この・た・戸

「3連符を前後に またがせて!」と考えたのが
「はるの うらら〜」(ちょっと苦しまぎれ…)
この夏の愛読書は? 2016年8月28日(日)
お嬢様)私は…ピアニストが語る!シリーズ1〜3巻 Amazon
気骨あるピアニストが「音符ではなく 音楽を!」と
熱心に語るインタビューを 集めた本。
練習中、気分転換にパラパラ読んでる。ためになるぅ〜
インタビューと日本語訳の 両方良い本、珍しいのよ。
 

友人A子)私は 唱歌・童謡ものがたり Amazon
(岩波現代文庫・白い表紙・赤いマーク)
「赤とんぼ」の歌を 調べたくて 買ったの。
詩人、作曲家の「歌にかける想い」に泣けてくるわ。
なつかしい歌の「へ〜 そうなんだ」が詰まってる本。

お嬢様)本の紹介を A子に話すのなら すんなり できちゃうけど
夏休み終わりの「読書感想文」には 苦労したよね。
書くこと、さっぱり 思いつかなかった〜
確か あれは、10年くらい前だったかな。
友人A子)嘘 こくでねぇ〜 何十年も昔の話だぁ〜
残念な 案内役 2016年8月19日(金)
先月聴いた演奏会、司会者はナビゲーターと
オシャレに呼ばれていました。
その司会ぶりを紹介…

・「携帯をマナーモードに」が高飛車…「お願いします」が言えない

・調べてない…全部の曲で!内容が間違ってる、ごまかしてる

・音楽そっちのけ…「不倫とお金の話」でお客さん挑発

(お客さんは 下品な話に腰を抜かして、かたずをのんで聴いてました。
水を打ったように静まり返る客席!司会者は 注目されて 大満足)

・ショパンとシューマンを比べていたけれど…
「一部分だけ 切り取って」 自分勝手に ねじ曲げる

作曲家の生涯の「全体像」知らないのが、バレてます
これから聴いてもらう曲の作曲家を侮辱して どうするの?

私 夢藤が、演奏会で 心がけているのは…
見ず知らずの 赤の他人に、信用されるように!
もう1回、次回も 来てもらえるように!
クラシックでは、作品と作曲家を「敬愛」しないと
出しものがない。
演奏会は、音楽が主役、案内役は案内役…


作曲家の「全体像」(ピアノ音楽史)は…
・自分で 作品と 生涯を 調べる
・作品を 体験する
この2つを積み重ねて 身につくもの

大教室で先生の話聞いてるだけの「受け身学習」だと、
エロチックな噂話を披露するレベルで止まってしまう…
カレーに味噌汁を混ぜた食べ物 2016年8月12日(金)

ピアノの先生が弾く「2台ピアノ曲」…珍妙な混ざり物。
何を 味わってほしいのか わからない演奏。
「方法が間違っている演奏」に聴こえます。

1)ピンボケ ダブル
2台ピアノで、同時にペダル踏みすぎ。
メロディーの音 だらしなく混じったら…×。
細かく踏みかえる とか、ペダルなしとか、同時踏みとか。

2)メロディー 埋もれ
伴奏の音 騒がしく、メロディー聴こえない。
メロディーの音を「立てる!」。
メロディーと伴奏の「差」…独奏の時より 大きく!!

3)目隠し マラソン
自分のパートの音を わけもわからず 並べてる だけ。
どんな曲?どんな部分?分からないのがずっと続く。
暗譜して→部分を音楽にする→全体を作る


きちんとした教育を 受けていれば
ソロの演奏法を誇張して 対応できるはず、なんですが…
夏の庭園にてバッハを想う 2016年8月1日(月)

友人A子)小学生の弾く バッハのインヴェンションが、
ダダダダダダダダダダ(音全部全力投球!)
全体見通して「こういう曲」というのが 全然ない!
お嬢様)聴いてて 途方に暮れたね。ムトー先生なら何言うかな?

本番で突然気をつけても 処理能力オーバーになるから
ふだんの練習で取り組んで「体質」にするのは…

1)比べる…味の差感じて 弾いてみる
テーマだけ抜き出す…音の高さ、調が違う

2)分類…役割付けて 弾いてみる
間奏(テーマ以外)は…単なるつなぎ/
/同じパターンで移る/盛り上がり&締めくくり

3)「ひと区切り」をまとめる
着想→発展→締めくくり

4)調を感じて 弾く
主調→属調または平行長調いろいろ主調に戻る準備→主調

5)バッハの拍子感、性格感じて弾く

旧古川庭園 
友人A)私たちが、今歩いてる庭園、左右対称な建物と
左右対称なバラ庭園が、絶妙に合ってるね。
美しく作られた「秩序」に包まれてるって 感じ。
心が充実して 満たされた気持ち!
お嬢様)庭園美はバッハの秩序と似てると言いたいけど
バラ全然咲いてないし〜、バカ暑いわよ!
古川庭園ホームページで、ストリートビュー見られる…
リサイタルの選曲&曲順 2016年7月22日(金)
曲を考える訓練 若いうちからやっておかないと!
演奏活動の最初でピントずれたら 後が続かない。
私が心がけているのは…

1)お客さんに 喜んでもらう
「お客さんなら どう感じるか」イメージ。
客層、好み、雰囲気…

2)「ひとことで言うと○○」
特集、テーマ、キャッチコピー。
例えば、「ショパン」「ロシア音楽」「編曲」「前半 ソナタ、後半 小曲」

3)だんだん変化、どんどん変化
時間の経過とともに「親しみやすい→中→重厚」とか。
曲のキャラクター どんどん変える。

4)「お客さん知ってる曲」時々はさむ!

5)見た目シンプル
印刷した時に どういう演奏会なのか、わかってもらえるように。
曲名20文字と曲名4文字が、ごちゃごちゃ並んでるのは×。

6)調調結び
「同じ音、同じ和音」で 次の曲に移るとスムーズ。
(同主調、完全4度上の調)
「メロディーの音が共通で和音が違う」のも良い。(3度下の調)

7)はじめの曲
演奏会1曲目は ピアノに「慣れる」曲。冒険する曲選ばない。

8)前半 最後
休憩前の曲で 盛り上げる。

9)しっくりくるまで考える
毎回、最初の曲とアンコール最後が見つからない…
でも 答えは 必ず見つかる。
チャイコフスキー:瞑想曲(ピアノ独奏)
2016年7月14日(木)
お嬢様)チャイコフスキーの瞑想曲
18の小品 作品72 5曲め
YouTube
演奏会で どうしても 弾きた〜い!

友人A子)どんな曲?
お嬢様)演奏時間6分。心に超ずっしり響くのよ〜
悩みと癒し 混ざって…異常 盛り上がり…
静かな境地で 終わる!

友人A)1曲で「完結してる」。
そんな曲、演奏会の どの場面で 弾くの?
お嬢様)瞑想曲前後 しっくり つながらないんだ。
選曲&曲順、ムトー先生 どうやって決めてるんだろ?
友人A)みんな 知恵を絞ってるんじゃないの。
どこかの誰かさんも 20年前持ってた楽譜とCD
買い直して…結局 ボツ。
選曲&曲順って 大変なのよ。
お嬢様)へぇ〜「瞑想曲」で 迷走 かぁ、、、
ウィーンの謝肉祭の道化 2016年7月1日(金)

ピアノの先生)発表会で生徒さんに弾いてもらおうと考えたのが
シューマン ウィーンの謝肉祭の道化第5楽章
ムトー)焦って弾いて 速すぎて空中分解とか
味なしで突っ走っただけ・印象残らず
というのを たくさん聴いたなぁ。対策は
・本番スピード決めて練習→人前で3回弾いて 試運転
・「シューマンらしさ」強調、性格づけ、声部微調整

(シューマンの曲 たくさん弾いてないと 無理)

短い第4楽章は 傑作だと思うんだけど…そういえば
大ベテラン先生が話してたのを 思い出した…

「ウィーンの謝肉祭第1楽章弾きたい、成績順位上げたいから」
って学生が言ってきたけど、思いっきり渋い顔になっちゃったわ。
第1楽章、音でっかくて攻撃的だから、確かに得点高くなる。
もう 本人の実力以上の高得点!
でも、これは「毒まんじゅう」ね。おいしいけど ためにならない。
必要なことを いろいろ たくさん 学んでほしいのに。
限られた修業期間を この「第1楽章だけ」に費やすのはねぇ。
和音バンバン弾いてるのは、ピアノ演奏の一部分でしかないのよ…
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