年寄りからの提案
長い目で見るなら、こんな目のつけどころも

イミテーション 価値が低い カメラ止めるな(音変化)

 拍子ウラ くっつけすぎ 肯定形で話す
イミテーション「だけ」だと価値が低い
コンクールで 時々聴くのは
CDや You Tubeを まねた演奏。
たとえば、
1)うわべのタイミングだけ まねて、音変化全然なし
「指上下で強弱、手や腕を使った音変化」に
手を付けてほしい
…子供さんのできる範囲で
2)「変な部分をまねた」奇妙な演奏
曲のスタイル、曲のキャラクター、バランス感覚が大切。
(昔 ラーメン屋で 麻婆豆腐を頼んだら、
見た目だけ似せた「麻婆パロディー」が 出てきました。
味は なんと トマト・ケチャップ味!驚いたのを思い出します)

もちろん、まねるのは、重要で必要! 学習は、まねることから 始まります。
1)合わせる音楽(連弾 協奏曲 伴奏)では
音源やリハーサル録音に合わせて自宅練習…超おすすめ

良い見本を見つけるのが手間だけど…
2)外国語の語調(強弱デコボコ&次の1拍めに進む)
3)オーケストラの厚み、薄み、色彩感
4)歌わせる感覚 舞曲リズム 曲の「マ」


「ピアノ用に翻訳」「自分なりに消化」も お忘れなく!
ホロヴィッツは、レコードで 歌手が歌ったフレーズを聴いて、
すぐに ピアノに向かって 同じように弾いて、
ピアノ作品の中で どのように再現するか 考えていました。
何千回も試みて、微妙なタッチによる音色変化を体得し、
何千回もフレーズを解体、組み立て直していました…

ピアニストが語る Amazon 389頁
ピアニストが語る 作曲家の意図はすべて楽譜に!
 カメラを 止めるな
映画やドラマ撮影で
大事なのは
「カメラの場所を動かす」。
カメラ近づけたり遠ざけたり
斜めに動かして変化作る!
そうやって お客さんを
つかむんですね。
カメラ固定で 部屋動かすトリックも あります YouTube)

ピアノ演奏でも 「音の味を常に変化」させて欲しいです。
レッスンでは「粒をそろえて」が 最初の目標ですが。
音を変える方法は 2つ、
1)指上下で「強弱」変える(強弱の幅は 少なめ)
2)手や腕で「音色」変える(動作を変える)


表情の変え方は 3つ
3)強弱・音色変化を「組み合わせる」
4)「キャラクター」つける
5)「緩急の変化」つける

緩急は調味料。使い方に慣れるまで 料理経験を積む。

You Tubeで、自分の理想、極端な見本を探してみました。
強弱・音色・緩急を 手を変え品を変え…
ルービンシュタイン モスクワコンサート(1時間4分〜)
ショパン:ワルツ イ短調 作品34の2
拍のウラ くっつけないと よいのだが
スペイン風の曲やポロネーズをピアノの先生に教えていて気がつきました。
拍のウラが 直線的すぎ、くっつきすぎ!
1)スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K380
Scarlatti K380
1拍めウラに「空白」入れてほしい
手を一瞬だけ上げる「遊び」が ほしい

2)7歳のショパンが作ったポロネーズ ト短調中間部

拍のウラは「次の拍のアウフタクト扱い」
(軍隊ポロネーズ中間部、ポロネーズ1番が
ポロネーズリズムを取る訓練の よい見本)

「1拍めウラを むやみにつめる」「拍子は オモテから取る」
1種類しか ないのが、日本人の性分かも。

1拍目と残りの和音を「分けた」極端な例…
シューマンの歌曲「ヒダルゴ(スペインの伊達男)」
Peschko伴奏 Rupp伴奏(You Tube)

この方法に慣れたら、いろんな作曲家のポロネーズ、
ショパン:ボレロ、シューマン:蝶々の終曲で 役立ちます。
30年前 バッハ:ポロネーズ フルート伴奏で
マが取れなくて 詰め詰めでした。昔の自分にも反省です。
こうして下さい(肯定形で話す)
とても若かった頃、アマチュア・オーケストラの練習に出かけました。
指揮者を志す音大生が指揮してましたが…
悪い点指摘してるだけでリハーサル終了。
「音出さず、上達なし…こんな指揮者に よく我慢できるなぁ」
強烈な思い出です。

ピアノレッスンでも、生徒さんを否定すると 折り合いが悪くなります。
たとえば「生徒の悪い点を誇張して まねる」
「否定形で攻撃する話し方」
ですね。
「こうして下さい」をなるべく多く話したいと思っています。

優秀な生徒に 否定形を一切使わず レッスンしてみました。
でも、ものの2分で失敗!レッスンでは
否定形の話し方も 必要なんですね。

偉大な指揮者フルトヴェングラーは、オーケストラを前にして
「話す時は相手の顔を見る」「落ち着いて話す」
「要求のすべてを完全に貫く」「できるだけ簡潔に語る」
「常に澄み切った視線」「なるべく笑わない」
「常に積極的、決して腹を立てない」「個人的なことで譲歩しない」

中堅指揮者の頃 1930年に書いたメモが 残っています。
フルトヴェングラー 音楽ノート 白水社
審査員の感じていること 2016(腕が棒 3拍子 トリル アーティキュレーション
音楽とテクニック 指先しっかりさせる もっとバッハを))
審査員の話していること 2017(筋肉自慢 チーンベル 規定違反)
審査員の考える 王道の練習 2018(大きい音はいいこと? ちぢこまる
頭を上げて キレッキレのダンス 両手のバランス ワルツの2拍メロディー)
誰もが通ってきた道ですが 2019(なで肩のカカシ 装飾音に点を付けますか?
増6和音 黒子に徹する 気の散らない服)
審査員…いろいろ思うこと 2021(斜めに弾いたら はずれる
右6左4バランス バロック課題曲予習)
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