オーケストラと共演した経験から
ピアノ協奏曲 演奏の注意点
ピアノ協奏曲では オーケストラの音も
覚えていきます
オーケストラと一体となって組立てた形や
楽器を組み合わせたイメージが
なじむまで
手間と日にちが かかります
ピアノソロとは違う「準備と演奏法」が必要
1.休み方
休みが あちこちに ある!
休みに入ったらすぐに 次の出番イメージ
次に弾き始める鍵盤を 目で確かめておく

CDと一緒に弾く練習も オーケストラに
慣れて 段取り覚えるのに 役立つ
2.音量の調節
オーケストラの音は ピアノ独奏より大きい
 Rachmaninov2番 電車ガード下で
 話しているみたい
 なので よく通る音 mf 以上で弾く
というものの ピアノが目立ちすぎる
一人相撲も案外多い 特に モーツァルト

同じ曲の生演奏を 聴きに出かけたり
自分のリハーサルを録音して 確かめる
3.「鶴の一声」
単音や 少ない音で 感情表現 が多い
思い通りの音が出せる弾き方を 見つける
4.妥協しながら 思い通りに
ピアノは 音がのびない楽器なので
寸詰まりになりやすい
弦楽器 管楽器 オーケストラのテンポ感は
余白があって ピアノより ゆったり 重厚…
「他人のテンポ感で弾いても」
 音楽的に弾けるように!

弦楽器の弓の返しは 折り目正しくするし
 Mozart K467 第1楽章
遠くに座っている管楽器のために
アクセントつけたり
 Beethoven op.37 第2楽章中間部
 Grieg 第1楽章 展開部 始め

弦ピチカート(無数にある)や
ティンパニ
 Rachmaninov 2番第3楽章カデンツァ後
 タイミング想定して
 ピアノパートのフレーズに組み込む
5.CDとは 聴こえ方が 全然違う
舞台では 左側からオーケストラが聴こえる
第1ヴァイオリンはっきり聴こえる
 Beethoven 皇帝 両手半音階
遠くに座っているチェロ コントラバス
ファゴット ホルン見えないし 聴こえにくい
 ラフマニノフ 第2番第1楽章 冒頭
 実際は30〜40人分が演奏する厚み
 指揮者とピアニストの位置では
 音の渦の中心で溺れ 客席ではピアノ不鮮明
6.演奏会当日 本番のピアノと親しくなる
オーケストラ演奏会では 他の曲の
リハーサルもあるし バタバタしている
鳴らないピアノで本番を迎えがち
ピアノは 1時間程度音を出さないと
「起きて」くれない
調律とリハーサル空き時間を確かめて
オケ食事休憩時間で 本番のピアノを
鳴らして親しむ たとえ短く30分でもOK
すべての演奏会について言えるが
その日の曲目は 一通り通すのが望ましい 
予習 初めての協奏曲 ハイドン 注意点

楽譜の工夫 パソコン・オケで ラフマニノフ協奏曲練習

スコア予習怠ると 予習不足指揮者オケ暴走 オーケストラと初練習前に

オケを編曲した連弾・協奏曲楽譜 連弾練習の掟(強弱バランス)

合奏ポイント 私のスープはどこ? 楽器別タイミング傾向 たたきまくるピアニスト

2台ピアノでうまく合っても 協奏曲生演奏聴けば収穫大

話の輪に入りやすく 

独奏と違う 楽章終わり和音 遠いお客さんに伝えるヘップバーン

リハーサル リハーサル会話術 リハでオケを笑わせる

話し始めに「こうして下さい」だけ ナーバスさせない オケを敵に回したら

心の持ち方 責任を果たす重圧(同時に都合良くチャランポラン)

その他 理想の姿勢 オケパートピアノ伴奏 左足大股開き

協奏曲向いた指揮者 「皇帝」連弾したら 一点集中で痛み ありがとう協奏曲
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