モンティー チャルダーシュ(チャルダッシュ)伴奏のコツ
 モンティー 「チャルダーシュ(チャルダッシュ)」 は 盛り上がる曲!
そこそこの演奏で 拍手が もらえる。 こういう曲で ツボを はずしたら、悲惨、、
「マ」 の良い演奏に なるよう、謙虚に 演奏を 磨く

独奏を 追っかけて、一音ずつ 後手後手に弾くと … みっともない伴奏
(伴奏者は気づかないが、お客さん全員が気付く)

4 または 4×4小節 ピアニストが 歌ってみて (弾く動作 まねてみて)
メロディーの進み方と キザミのタイミングを 記憶


 曲全体のノリ、呼吸もつかんでみる。 「メトロノーム的 同じ速さ」 とは 全然違う!
速い部分では、16小節まとまりの 後半8小節に 勢いが ある。
繰り返しの2回目・後半 (特に4ページめ)が エキサイトする。
ハーモニクスの後で テンポ戻る … ヴァイオリンの仕草を見ながら 弾き始める。
(ここでは、音量抑えても 良いと 思う) … キャラクターを 強調。

 初めての相手と合わせる前
固めた伴奏より 2種類のスタイルで さらっておく
モンティの「チャルダーシュ」なら、1)落ち着いて&速め 2)楽譜通り&少しアドリブ
3)同じ速度のまま&少しずつ加速  (2009.7.10.)
現在活躍中のタラフ・ドゥ・ハイドゥークス 映画ジプシー・キャラバンの絵はがきより        1910年の楽譜表紙 創元社「ジプシーの謎」より
ラヴェル ツィガーヌ (チガーヌ)伴奏のコツ
1.和音の分析
何といっても、低音に注目!音楽の句読点(文のまとまり)が、どうなっているか見つける!
ピアノの伴奏の出だし、奇妙な音がめちゃくちゃにページ全体に散りばめられているみたい …
でも、実は 絵にかいたような ニ長調。
「低音が ファ#→ド→ミ→ラ→(レ)と 動いて、ニ長調へ落ち着く」 はずだったのが
ラ・ド#・ミの和音 (半終止で 気を持たせて) 音楽を 続けている。
2番目の低音、常識的には シだが、わざと 「半音ずらして」 ド。 ラヴェルには、時々 あること。

 こういうつかみ方は、ツィガーヌに 限らず、ラヴェルのピアノ独奏曲、例えば
「優雅で感傷的なワルツ」 にも 応用できる。
低音が 文のまとまりのように わかると、ラヴェルの音楽が いかに 調のある音楽であるか
感じられるはず!


 ツィガーヌのピアノ伴奏部分にも、長7度音程のぶつかりがあちこち出てくる。
「凝固したような効果」や 「ひとひねりした 精巧な隠し味」 が ラヴェルの 良さ。
 和音記号を書き込んでおしまい、から踏み込んで、演奏効果を 引き出す。
2.後半は、手練手管を駆使する 「魔性の女」のように
20番〜、特に25番後、一本調子に「速く弾きました」「ピアノ焦ってました」になりやすい。
フレーズ終わりの決めどころに向かっていろんな性格付けで引っ張っていくと良い。
じらしたり、たて揺れ拍子を加速させたりして一段ずつ狂熱を高めていくと 喜んでもらえる。
3.ツィガーヌのピアノ伴奏 その他のコツ
・5-16番でModerato(または Un poco piu moderato)
 「たたずまいを聴かせておいて、その後に活気ある Allegroに変化させる人」と
 「Allegroと似たテンポでスピーディーに弾き始める人」の2種類ある。
 初顔合わせで練習する前には、2種類のパターンで準備。
・12番からの間奏と最後の1ページを、気ばかり焦って速く弾くのは危険。速さを決める。
・18番直前の音のように、フレーズを締めたり、次の「踏み台」になる音には、
 押し出しや ヴォリュームが 欲しい。 (2009. 7. 10.)

・11番のテンポは、人により いろいろ。12、15、16番の Allegroより 速くない のは、
 確実だと思う。 管弦楽版 スコアを 見れば、
 楽器の音が ブレンドされて、精妙な響きを 作る部分 に 読めるのだが… (2011. 2. 11.)
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