伴奏者からピアノ調律への希望
調律を 苺ショートケーキに たとえると 
「低音」恐ろしく低い調律…勘弁してほしい
「調律どうしますか?」と尋ねられたら 次のように答えています。

・442(基準「ラ」の高さ)
・ヴァイオリンの伴奏です。
・大体ジャストで お願いします。
・左手部分 低く しすぎないで下さい。


「低音が異常に低すぎる」調律…伴奏には向きません。
低音と独奏が むき出しで直接ぶつかることもあるから。
メロディー2オクターブ下が”大体”合っているとありがたい。

「伴奏分かっている(弾きやすい)」「たたずまいが美しい調律」…
調律したのは 80歳近いおじいちゃんだったり 20歳代お嬢さんだったり、
人を見かけや肩書で判断しては いけないです。 
会場へ着いた伴奏者は
1.演奏会場着いたら…担当者の顔と名前覚える
トークある演奏会では 名前確かめる(人名 地名 会社名 役職名 学校名)
・必ず「ひらがなに」直しておく
(中田喜直 なか よしなお)
・実際に発音
(中田、中野、中山、内山、内野、内田…正しく言い分け)
・「正式な名前」確認(家族・友人・業界人は言いやすい名前で呼んでいる)
・「何となく間違っている」ように感じたら「わかる人」に確かめる
2.ピアノ確認
・ピアノいす「ギシギシ音立てる」ようだったら、即 交換依頼。
・ソリスト立ち位置を伝える。(照明作ってもらう)

調律時間尋ねる・立ち位置3種類・ピアニストまぶしい照明
3.照明確認(手間かかる・必ず弾いて確認)
・楽譜、共演者は見やすいか?
ピアニストの目 直撃しないか?(ライト向き変えるか 光量減らす)

・黒鍵が安心して見える?
天井低く 上から照明なしで、黒鍵に陰できて、鍵盤奥が全部まっ黒!
誰もチェック しなかったので、演奏全滅だったピアノ発表会ありました。
上からと斜めからの照明「差」やわらげる。

・ステージは華やいで見えるか?
照明に 色を使う 場合、ドレスを ステージに 持ってきて 確かめる。
ホテルの場合、天井に色をつけて雰囲気変えられる。

・客席の明るさは「お客さんの顔表情が ステージから見える」
映画館のように暗くすると コミュニケーションの壁出来て、沈んだ演奏会。
4.客席いす 並べ方
講演会方式 均等に並べてしまいがち…
・演奏会なら 前方寄せて囲み気味にした方が良い
 
・いす互い違いに(前の列より ずらして)並べると お客さん見やすい
見えにくい席に かたっぱしから座ってみて
寄せたり見えやすい位置に集める。
 
・アップライトピアノの上に楽譜置くと 演奏中 床に落ちる
楽譜置く小テーブル パイプいす用意してもらう。写真は よくない例。
5.呼吸良い伴奏
・相手の第一声や出だし難しい所が
リラックスした呼吸で入れるように伴奏。
・ムキにならず。「こだわったら負け」
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