オーケストラと共演した経験から ピアノ協奏曲の演奏法、ヒントを 書いています
チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番 演奏法
2.ピアニストとして 「はずせない」 ポイント
1)例えば、第1楽章 冒頭の和音
子供の頃に 出かけた演奏会で 聴いたのは … 怪しくメロメロになった
チャイコフスキーの ピアノ協奏曲 第1番。
 冒頭 ピアノの和音が不安定。 「さえないなあ」と 思っていたら、間違った音を
盛大に弾いて…以後持ち直したものの、曲に 入り込めないまま、演奏が終わる。

 100% うまくいく方法を 見つけて、体で 覚える のが、大切。
第1楽章冒頭の和音では、片手ずつ、ひとつずつ探していると、メチャメチャになる。
手の位置の決め方は、両手2拍めの場所を基準に考える。
1〜2拍を 組にして、3拍めを 「追加」と考えて、手を 移動させている。
2)服の問題 … (女性にも同じような気遣いが必要だろう)
チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 画像 燕尾服  男性の場合、本番になって「袖のある」スーツを、突然着ると、
手の跳躍が全部はずれる、とか上着の端を、お尻で踏んづける、
腕が 強引に 引っ張られる、なんてことが、よくある。

 最終調整やリハーサルでは、本番に近い服(袖のある上着)で
弾いてみるし、座る時には、えんび服のしっぽを後ろに軽くはらう。

(えんび服は、しっぽの上に座ると、ぬい目がほどけたり 痛んだり)
チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 画像 燕尾服
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3)ピアノの きかせどころ … 濃厚な味付け 大歓迎!
 チャイコフスキーのピアノ協奏曲は、芝居っ気たっぷり、おおげさに弾いて良い曲。
ピアノ独奏だけ、ピアノ主役になる部分で … 歌い回しを 誇張したり、
緩急 つけたり、 (カデンツァで) タメたり。
 オーケストラと 対抗するので、普段のピアノ独奏より 器の大きな表現に なるかも。

4)チャイコフスキーに、近づいてみよう
チャイコフスキー バランシン1) バレエの名曲を 見る。 交響曲の名曲を 聴く。
2)高貴な メランコリー を 感じる。
  おすすめは、オペラ 「エフゲニー・オネーギン」 レンスキーのアリアや
  歌曲 「ただ、憧れを知る者のみが」
3)ロシア映画 「チャイコフスキー」 (1970)
 (国家の威信をかけて 作った 伝記映画。 重厚で 深刻)
4)バレー振付師 バランシン「チャイコフスキー わが愛(Amazon)
 チャイコフスキーの味について、詳細かつ 具体的に 語っている本。
 (2009.9.23.)

チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 再確認!オーケストラと合わせる基本技術

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