スコア使って ピアノ協奏曲 予習

バランス良く 3種類の勉強


ピアノ独奏曲だと「CD聴いて ひたすら練習」だけかも。
協奏曲は「オーケストラと踊る」ようなもの。
各楽器の動き 理解して
「舞台効果・空間イメージ描く」

慣れてくると「オーケストラ、こういう風に動くだろう」と予知できる。
参考記事 ピアノ協奏曲演奏法・解説
1)スコアの音(劇ならセリフ)覚える
・メイン要素・旋律と低音・弦楽器から
スコア見ていく順番 最初に「第1ヴァイオリンとチェロ・コントラバス」
次に「弦楽器全部」→管の主旋律…
その後、ピアノ独奏と 組み合わせて、覚える

2)役割見つけて形に(劇なら演技作っていく)
・音量バランス
主役?脇役なのか?
多人数の相手?少人数の相手なのか?
合いの手・受け渡し?

・誰が仕切る?
自分勝手な緩急つけてはいけない。
(奔放に遊んだ方が良い場合もある)
オーケストラのテンポで弾く時、拍子のまん中で弾く。
セパレートする部分見つける。
合奏のツボ…落ち着いて明瞭に弾く。

オケと一体となった「全体像」をイメージ

楽器の合わさった 一体感
ラフマニノフ第2番第3楽章第2主題(練習番号31、37)有名な名旋律
楽器の支え だんだん増える、旋律「うたう&通る」音色。
ピアニストは(オペラ歌手のように)緩急つける(黒い音符で先に進む)
クライマックス、拍子の段取りより オーケストラcresc.優先(3・4拍のびる)
構成していく 一体感
ラフマニノフ第2番第1楽章展開部
さすがラフマニノフ!3つの素材組み合わせて 大河の流れ。
練習番号8 ヴァイオリン第1主題の相手として 弾く。
左手stacc 突出しやすいが隠し味。
Più vivo 前の部分第1テーマ歌心を受け継いで、練習番号9に渡す。
練習番号9 9小節目からオーケストラ全開で強くなる。
書いてある通りの 強弱依頼。
(ここから先、ピアニストは 何弾いているか聴こえない)

協奏曲スコア選び方 第2ピアノ演奏法

夢藤哲彦トップページ ピアノ協奏曲演奏法 ピアノ協奏曲・目次
Copyright(c) 2021 Tetsuhiko Muto All Rights Reserved.