ピアノ協奏曲スコア「選び方」
小さい方選ぶ?大きい方選ぶ?

オーケストラ全部の音符が載ったスコア。
ピアノ協奏曲練習で どれを選ぶ?どんな使い方する?
スコアの種類
1)ミニチュア・スコア

・A4サイズ半分、持ち運びしやすい。
・音符は小さく細かい。眺めて確認するもの。
・譜面台に置いて弾くには 向いていない。
左から 音楽之友社 オイレンブルク社 全音楽譜 まん中 日本楽譜 右 Warner Brothers
2)中サイズミニチュア・スコア
・オーケストラ部分複雑で楽器の種類多い。
その分だけ大きくなる。音符細かく密集。

3)大型スコア(Dover社アメリカ)
・価格安く、丈夫な製本。
・協奏曲1〜2曲収録なら使いやすい。
ベートーヴェン ピアノ協奏曲5曲分ともなると
重くて、持ち運び大変。
・オーケストラ部分をピアノで弾いてみるのに使える。
まん中と右が ドーヴァー社 ベートーヴェンの重みは、計り知れない。我が家の秤では計測不可能だった
・19世紀の出版楽譜(権威ある作曲家全集)の再版。
小節番号なし、練習番号アルファベット載っていても
指揮者オーケストラとずれてる場合多い。
(リハーサルするのは小節数字?アルファベット?
リハーサル直前、コンサートマスターに 確かめる)
・Dover社モーツァルト ピアノ協奏曲20番
19世紀スラー小節線またぐ。オールドファッションに腰抜かした。

4)その他の大型スコア
・指揮者の使う大型スコア、かなり高価。
・価格を抑えた大型スコアも 少しだけ見かけるようになってきた。

小さい方を選ぶか?大きい方を選ぶか?
私の場合、ミニチュア・スコアだけで 用が足りる。
最近は、眺めるだけで様子が わかるように なってきたから。
「手の届く価格・薄くて・小節番号あり・内容が新しい」なら
大型スコアを選ぶだろう。
開け、ゴマ!
使いやすいスコアは「ひらきやすい・めくりやすい」
普通の文庫本と違って、楽譜で大切なのは、
ページ全体見渡せるか?一瞬でめくれるか?
写真上…接着剤で 全ページ固め、背表紙 金属並みに固い!
写真下…紙厚め 平らに開ける糸とじスコアが断然おすすめ。

スコア使ってピアノ協奏曲予習 第2ピアノ・オーケストラ部分演奏法

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