「厚く・スコアから・よい合奏に」
協奏曲を ピアノ伴奏する

オーケストラ編曲譜を弾く時の ポイント 
 厚 く
  「 ちょっと 違う! 伴奏が うすっぺら。
  審査員に、アタシの フルートが、 貧弱に 聴こえちゃう じゃない!
  本番までの 2日で、伴奏 厚く すんのよ!


 モーツァルト フルート協奏曲 ト長調 K313 を、ピアノ伴奏した大昔の 困った経験。
 最近、同じ曲を 弾きました。
 この機会に、問題のヘンレ社楽譜を、オーケストラ スコアと、つぶさに 比べてみると、
          モーツァルト フルート協奏曲 K313 大雑把な音域
 ・ ピアノ伴奏に 編曲した 音域が、極端に 狭い。
   しかも、「初心者・ソナチネ」の音域なので、稚拙に 聴こえる …

 ・ 「 創作メロディー 」 「 創作音形 」 「 創作低音 」 が、多すぎ。
   配置を 工夫すれば、モーツァルトを 差し置いて「創作」しなくても、大丈夫 なのに。
 ・ 音符の 旗  の 付け方が、不適切。
   複雑な 部分は、全く 読み取れず、 シンプルな 部分では、誤読。

 K313の ヘンレ版を 伴奏楽譜として、そのまま使う のは、とっても 無理。
 「チェロの オクターブ下」を 追加して、左手オクターブで 弾きました…
  ( 2012. 7.28. ) 

 よい合奏に
  こんな 練習を、しています。

 1.「 メトロノームを かけて 」 「 歩きながら 」 「 最低音の バスだけ、歌って みる 」
   「 4小節の フレーズ感 」 と 「 推進力 」 を、両立させる
   ( 超ゆっくり の 第2楽章が、見違えるほど 良く なります )
          

 2.ソロパート と 伴奏低音を 弾いてみる    3.右手を 溶け合わせる
   ( 一体感 )                      ( 邪魔しない )
               
    ( 2012. 8.4. )
 前奏の最後は 上向きで

 オーケストラ部分を、ピアノで 弾けるように 編曲した 楽譜で
 モーツアルト の 伴奏を 練習しています。
 今、練習している楽譜、間奏のメロディー、テーマの低音 ・・・
 自分勝手に 変えまくっていて、唖然!
 ピアノ伴奏者の 手が、ガラ空きに なっている部分 なら、
 「 モーツァルトの 書いた通り 」 で、よいのに。

 現在、この楽譜、売っていない ようです。 さすが、ドイツの 出版社!
 
 ところで、前奏の最後 ( まさに 歌い始める 直前 ) って、とっても 大切!
 「 モーツァルトを 変えまくり 楽譜 」 だと、
 勢いが ついて、下向きに、つっこみやすい ( 左側 )
     
 「 モーツァルトの 書いた通り 」 の音で、伴奏すると ( 右側 )

 歌手の心の中は …
 前奏で ドキドキして 待っている … 息を 吸って 歌おう と した 瞬間
 伴奏が 突っ込むので、予想外のタイミングで 歌い始めなきゃ ならない

 歌、管楽器 の伴奏で、歌い始め を 突っ込むと、 しくじる 確率が 高まります。

 前奏の最後、 私なら、こんな風に したい です。
 ・歌手の 入ってくる タイミングを、イメージ しておく
 ・第一声、まさに 歌い始める 直前に、ギュっと 詰めた 前奏は、ダメ
 ・くつろいだ音楽を 上向きに ひろげて、それに 乗ってもらう
 (2015. 2. 11.)

夢藤哲彦 トップ ページ   ピアノ協奏曲 演奏法・曲目   伴奏者の仕事部屋
Copyright(c) 2015 Tetsuhiko Muto All Rights Reserved.