チャイコフスキー ピアノ協奏曲 演奏法
2.ピアニストとして「はずせない」ポイント
1)第1楽章 冒頭の和音
子供の頃 演奏会で聴いたのは メロメロになったチャイコフスキー
ピアノ協奏曲 第1番。冒頭 ピアノの和音が不安定。
「さえないなあ」と思っていたら、間違った音を盛大に弾いて…
以後持ち直したものの、曲に入り込めないまま、演奏が終わる。

100%うまくいく方法見つけて 体で覚えるのが 大切。
第1楽章冒頭和音、片手ずつ ひとつずつ探すと メチャメチャになる。
手の位置の決め方は、両手2拍めの場所を基準に考える。
1-2拍を組にして、 3拍めを「追加」と考えて手を移動。
2)服の問題
チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 画像 燕尾服 
「袖のある」スーツを 本番で 初めて着ると 跳躍全部はずれる、
上着の端をお尻で踏んづけたため 腕が強引に引っ張られる…
最終調整では、本番に近い服・靴で弾いてみる。
座る時、えんび服のしっぽを後ろに軽くはらう。

(えんび服は しっぽの上に座ると ぬい目がほどけて痛む)
チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 画像 燕尾服YouTubeで
夢藤の演奏
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第1楽章
第2楽章・第3楽章
3)ピアノの聴かせどころ…濃厚味付け大歓迎
チャイコフスキーのピアノ協奏曲は、芝居っ気たっぷり。
おおげさに弾いて良い曲。
ピアノ独奏だけ、ピアノ主役部分で、歌い回し誇張したり、
緩急つけたり、(カデンツァで)タメたり。
オーケストラと対抗するので ふだんより器の大きな表現に なるかも。

4)チャイコフスキーに 近づいてみる
チャイコフスキー バランシン
1)バレエ名曲を見る。交響曲の名曲を聴く。
2)高貴なメランコリーを 感じる。
オペラ「エフゲニー・オネーギン」レンスキーのアリアや
歌曲「ただ 憧れを知る者のみが」
3)ロシア映画 「チャイコフスキー」(1970)
国家の威信かけて作った 伝記映画。重厚で深刻
4)バレー振付師バランシン「チャイコフスキー わが愛」Amazon
チャイコフスキーの味について詳しく具体的に語っている本。(2009.9.23.)

チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 オーケストラと合わせる基本技術

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