オーケストラと共演した経験から |
1)トランペットの座り方 楽譜が見えて(指揮&後ろ姿 ピアノも) ラッパを ホール中央に向けるように 座る トランペット井上圭さんは ミュート付き(第2楽章用)と 2台持ち替え。 指揮・田中瑞穂、トランペット・井上圭 ピアノ・夢藤哲彦 2009.5.17演奏 |
2)モーツァルトと同じやり方で 意外なことに ショスタコービッチは ピアニストに なじみが薄い 音が少ない楽譜なのに 手がはまりにくい ペダル使う華麗なパッセージ避けている ショスタコービッチ ピアノ協奏曲 第1番は 合奏しやすいように 作ってある 中堅どころトランペット奏者…1回は演奏 弦楽器奏者…今回で2回目や3回目 「弦は 4楽章カデンツァ後に入る所 気を付ければ あとは安心な曲」 確かに この部分 要注意! ピアニスト興奮していても 2割3割 冷静さを残している必要あり |
3)楽器編成 ピアノ、トランペット独奏と 弦楽合奏 (当日は 5-4-4-3-2)のための作品 西尾合唱団で モーツアルト レクイエムを 取り上げるので フルートオーボエ使わない ピアノ協奏曲探す しかもウケル曲という 田中瑞穂先生の無理難題に応える選曲 弾いていて楽しかった! |
4)ショスタコービッチのコツ 彼は異常な記憶力の持ち主 頭の中で 曲を考えるタイプの作曲家 なので 8小節フレージング 1頁起伏 感じられれば よくわかる音楽 「1音1音並べてけば いつの日か 格好つくのさ」だと いつまでたっても ちんぷんかんぷん 〈ショスタコービッチ ピアノ協奏曲第1番 演奏法のポイント〉 ・「フレーズ始めと終わり伝統的な音」 「デフォルメした 調子のずれた音」 見分ける ・2-4小節ごとキャラクター変化にも注目 ・モーツァルトと同じく、長い音と短い音混ざってる 長い音に心をこめて 腕手首使って弾く 短い音は 指の動きで! |
5)楽譜に若干の問題あり 現場で 音を訂正する必要はない ・1楽章19 ピアノ譜、25 ミニチュアスコアと レンタル指揮者スコアにミスプリント。 レンタルパート譜では 正しく印刷。 ・3楽章12-13 パート譜タイなし。 ピアノ譜のように あってもよいと思う。 速いため演奏困難なピアノパート 変更案 ・1楽章60-72で跳躍するところだけ 目立たぬようにして 次のようにしたら ・1楽章94-95 109-111オクターブ 1指を ひとつおきにしたら 4545 54 5 1× 1× 1× 1 ・4楽章460 ミニチュアスコアのように 休みを入れる。 ・ 4楽章465- 夢藤は 左手のファ レ を 1オクターブ下げて 速く弾くのを優先 したかった 人に勧められる自信はない |
6)その他 ・速い反復音と4楽章カデンツァは 弾ける速さに限界あり テンポ決めて 練習 第1楽章122や第4楽章など油断すると 「落っこちる」 段取り練習 |
ピアノ協奏曲 演奏の注意点 ピアノ協奏曲 目次 トップページ Copyright(c) 2024 Tetsuhiko Muto All Rights Reserved. |