ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番
さらい始めの問題点

 お尻の上に おでこ 壁画を描くように
参考図書の使い心地
気に入った演奏録音 生演奏の奇跡
オーケストラと合わせたら
お尻の上に おでこ
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番 ト長調
左手が お腹の前を通過することが 特別多い。
おすすめ姿勢は 前かがみの逆!
体を立てて、わずか右に 傾ける


1)左足広げて 三角形作る
2)頭と胴体立てる
3)右尻の上に おでこ(左手高音の場合)


左手で お腹の前を 通過する時

・弾き始める前に姿勢作る
・りきまない!適切な動きを体に覚え込ませる
(オーケストラ間奏3分間 じっと待っていて
突然弾き始める上の譜例、不安定になりやすい)


・指番号決めて 手のひら瞬間横移動


・弾き始めに 後半の鍵盤位置をイメージ
壁画を描くように
ピアノ協奏曲をオーケストラと弾く時
ソロ演奏より 1段階強く と思っています。
オーケストラのスコアを見て
ピアノの強弱を書き込んでいくのですが…
スコアの見た目と オケの生演奏は 全然違う!

1)全員合奏は「圧」あり

ソロ部分は あまり弱音では いけません。
もちろん弱音ペダルですが、語りかける
ものでなければ なりません…
(アラウ)
ベートーヴェンの強弱指示は ここにないので
音色・強弱・キャラクターは 自分で決める。

2)管楽器の和音合奏は「響きの煙幕」

管楽器和音は 他のパートを隠してしまう。
ピアノのメロディー…短い音は指上下だが
長めの音は、ゆっくり下げて
鍵盤の底を感じて貫いて
地球の裏側まで弾くつもり


3)弦楽器全員ピチカートには「広がり」あり

40人の「」が 舞台全体に広がる。
ピアノソロは 大空間に壁画を描くように。
 参考図書の使いごこち
ベートーヴェン ピアノ協奏曲4番は素晴しい。
でも 練習中に 時々迷う…さあ どうする?
 
Peters社楽譜 老舗出版社の見やすい楽譜。
書き加えられた強弱のせいで オケと合わせて
強すぎ弱すぎに なるかもしれない。
カデンツァなし。

Henle社楽譜 ベートーヴェンの意図に
近づけた 新しい楽譜。
Peters楽譜とは 数か所 音が違う!
弱音ペダル離す踏む位置も 約1小節ずれる。
ベートーヴェンのカデンツァあり。

指番号 楽譜の指番号は 納得できにくい。
時間かけて 自分の指番号見つける とよい。
長い音階 弾き始めから法則通りが自分好み。

スコダ「提案」
ふに落ちない音で迷った時 とても役立つ。
全部この通りにできないけれど。
PDF 44頁なので 印刷した方が見やすい。
スコダ ベートーヴェン ピアノ協奏曲 今井 で
検索。今井先生サイトからダウンロード。
  
ブレンデル「楽想のひととき」
ベートーヴェン演奏について 専門的な論文。
たった一行の仮説でも 目を見開かされた。
・協奏曲の強弱記号 オケとのバランス悪い。
・リタルダンド、すぐさまゆっくり徐行の
 リテヌートを 含むかも。


アラウとの対話
ピアノ協奏曲4番をオルフェオの物語に
たとえている。

キャラクター付け、物語進行は必要かも。

ツェルニー ベートーヴェン 全ピアノ曲の
正しい演奏法

ベートーヴェンの弟子ツェルニーによる
ワンポイントアドバイス。
スコダが注釈する おすすめの速さ
ふだんから参考にしている。
親切に導き、演奏の味に こだわった本。
ツェルニー練習曲からは 想像つかない…
気に入った演奏録音
  
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